【ブログ】動かないトラクターでも売れる?廃棄処分を考える前にチェックしたいポイント

【ブログ】動かないトラクターでも売れる?廃棄処分を考える前にチェックしたいポイント

         

2025年03月07日

「動かないトラクターには廃棄するしかないのだろうか?」 

「故障してしまったトラクターは、本当に売ることができるのか?」

長期間使用していない、あるいは何らかの不具合で動かなくなったトラクターを倉庫で放置したままにしている方も多いでしょう。しかし、動かなくなったトラクターでもメーカーや状態によっては十分に買取可能です。

近年は世界的に日本の中古トラクターの需要が拡大しており、壊れたトラクターや古いモデルでも思いがけず高値がつく場合があります。

本記事では、動かないトラクターが買取できる理由や、高価買取につなげるためのコツ、注意点について詳しく解説していきます。故障しているからといって即廃棄処分を考える前に、ぜひ最後までご覧ください。

なぜ動かないトラクターでも値段がつくのか

実は、動かなくなった古いトラクターには、予想以上の価値が隠されています。修理の余地があることや部品の再利用、海外での需要の高まりなど、さまざまな要因が買取価格を押し上げるのです。ここでは、動かないトラクターが「まだ売れる」とされる理由を解説します。

修理や部品交換で復旧可能

トラクターは耐久性の高い設計が施されており、一部が故障していても、ほかの部分はまだ使用できることが少なくありません。

たとえば、エンジンの不調やバッテリーの劣化など、比較的簡単に修理・交換ができるパーツが原因ならば、意外と低コストで再度動かせるケースもあります。買取業者はこれらの修理を請け負って再販し、利益を出すことができるのです。

中古部品や材料としての価値がある

仮にトラクター全体を修復できなくても、エンジンやタイヤ、トランスミッションなどのパーツは中古部品として取引されます。部品を単品で売買することで利益が得られるため、動かないトラクターであっても需要があるのです。

海外では高い需要がある

日本製トラクターは、アジアやヨーロッパをはじめ世界的に高い評価を受けています。30年以上前のモデルであっても、構造がシンプルで修理しやすいことから、海外で根強い人気を誇ります。日本国内で稼働が難しいトラクターでも、海外で安価に修理できる環境があるため、高い需要を生んでいるのです。

海外での修理コストが安い

日本に比べ人件費が安い国で修理を行えば、動かなくなったトラクターの修復費用を大幅に抑えられます。こうした背景もあり、「日本では修理が難しい状態でも、海外なら問題なく直せる」というケースが少なくありません。

「動かないトラクターでも買い取ってもらえた」実例

動かないトラクターがすべて価値ゼロになるわけではありません。エンジンが動かない、タイヤがパンクしている、クラッチに不具合があるなど、それぞれのトラブルに応じた修理の可能性が残されています。ここでは代表的な故障例と買取価格への影響を見ていきましょう。

エンジントラブルで動かないトラクター

エンジントラブルの原因は、バッテリー切れや燃料の劣化、プラグの不良など多岐にわたります。エンジンそのものが焼き付いていない場合は、部品交換で動作を回復できる可能性が高いため、人気メーカーや高馬力モデルであれば高額査定も期待できます。

タイヤがパンクしているトラクター

タイヤのパンクは、一見すると致命的な故障に見えますが、修理費用や交換費用はそれほど高額ではありません。前輪より後輪のほうが修理コストは高くなるものの、減額幅は比較的軽微で済む場合が多いです。

クラッチトラブルがあるトラクター

クラッチの「固着」や「滑り」はよくあるトラブルです。ペダルを踏んでもクラッチが切れない、エンジン回転数は上がっても動力が伝わりにくいなどの症状は、部品交換で改善することがほとんど。大きな減額にはつながりにくい故障と言えるでしょう。

動かないトラクターの買取相場

トラクターの買取価格は、おおむね3万円から80万円ほどが目安とされています。ただし以下のような要因により大きく変動します。

  • メーカーやモデル
  • 馬力
  • 使用時間
  • 故障の程度や全体の状態
  • オプションの有無

クボタ・ヤンマー・イセキなど一流メーカーの人気モデルは、動かなくても部品価値が高いため、故障車でも比較的高い査定がつくことがあります。まずは査定を依頼し、実際の状態をプロに見てもらうことをおすすめします。

中古市場で高く売れる主なトラクターメーカー

日本の農機メーカーは世界的にも評価が高く、中古トラクター市場でも人気を集めています。とくに買取時に高値がつきやすい、代表的な4メーカーをご紹介します。

クボタ

1890年創業のクボタは、日本を代表する農機具メーカー。特にトラクターの分野で高いシェアを誇り、80〜90年代のモデルでも世界中で現役として活躍しています。耐久性の高さに定評があり、中古市場でも人気が高いメーカーです。また、アフターサービスにも定評があり、「クボタ=トラクター」の強いブランド力が高価買取の要因となっています。

クボタのトラクター

クボタのトラクターを高価買取してくれる業者をお探しの方に、買取対象機種や最新の買取相場などをご紹介しています。

ヤンマー

1912年創業のヤンマーは、国内シェア2位を誇る老舗メーカー。もともとディーゼルエンジンに特化していたため、パワフルで耐久性の高いトラクターを生産してきました。新的なテクノロジーの採用や、幅広いラインナップとカスタマイズ性で人気があります。
最新モデルの使いやすさもさることながら、古いモデルでも故障が少なく、海外でも人気があります。

ヤンマーのトラクター

ヤンマーのトラクターを高価買取してくれる業者をお探しの方に、買取対象機種や最新の買取相場などをご紹介しています。

イセキ

イセキは国内シェア3位の老舗農機メーカーです。製品の質が高く、燃費効率の良さ・価格の手頃さやメンテナンスのしやすさ・操作のシンプルさなど、実用的なメリットが多いことから国内市場で根強い人気があります。長年使える基本性能の高さも評価ポイントの一つです。

イセキのトラクター

イセキのトラクターを高価買取してくれる業者をお探しの方に、買取対象機種や最新の買取相場などをご紹介しています。

トラクターを高く売るコツ

もちろんメーカーやスペックが買取価格に影響しますが、売却者自身の工夫によって査定額をアップさせることも可能です。ここでは、実際にできる対策をいくつか挙げてみます。

継続的なメンテナンス

定期的に点検・掃除を行っていれば、トラクターのコンディションは良好に保ちやすくなります。目立ったサビや汚れを防ぎ、エンジンやオイルなどの消耗部品を適宜交換しておくだけで査定時の印象が大きく変わるでしょう。

使用履歴の整理

購入時期や使用時間、交換した部品などの記録をしっかり保管し、わかりやすくまとめておくと、査定士に「大事に使われていた」という印象を与えられます。メンテナンス記録も含めて情報を整えておくことで、査定額アップが期待できます。

需要が高まるシーズン前に査定依頼

農作業の繁忙期前は、トラクターの需要が高まる傾向があります。田植え前、収穫シーズン前など、多くの農家が買い替えを検討する時期を狙えば、査定価格が上乗せされやすいです。

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売却前に気をつけたい3つのポイント

トラクターをスムーズに売却するためには、以下の点にも注意しましょう。些細なことですが、いずれも査定額や取引のスピードを左右しかねない重要事項です。

  • エンジンを定期的にかける
  • 掃除をして外観を整える
  • 保管場所の確保

エンジンを定期的にかける

長期間放置したままだと、バッテリーが放電するだけでなく、エンジン内部の潤滑が滞って部品が劣化しやすくなります。定期的にエンジンを始動して、ある程度稼働させることが大切です。

掃除をして外観を整える

泥や土が付着したまま放置すると、サビや塗装はがれの原因になります。査定前にはしっかり掃除し、「メンテナンスを怠っていない」という姿勢をアピールするだけで印象が大きく変わります。

保管場所を整える

屋根付きの倉庫などに保管し、直射日光や雨風を避けられれば、劣化をかなり抑制できます。保管スペースがない場合でも、ビニールシートなどで覆うだけでもサビや汚れの進行を防ぐことができます。

動かないトラクターのご相談は「農機具買取専門農キング」へ

動かないトラクターでも、メーカーや故障箇所によっては十分に買取できる余地があることをお伝えしてきました。廃棄するしかないと思い込んでいる方も、実は修理すれば中古市場に再度流通できるケースも多いのです。

ただし、倉庫や屋外で長期間にわたって放置していると、その間に劣化が進み、査定額が大幅に下がる可能性があります。動作しないトラクターをお持ちの方は、なるべく早めに査定を依頼し、状態を確認することをおすすめします。

もちろん、故障箇所や年式次第では買取できないケースもありますが、「農機具買取専門農キング」では豊富な知識とネットワークを活かし、買取可能なトラクターの最大限の価値を引き出します。お悩みの方はお気軽にご相談ください。

廃棄せずに、一度査定を受けてみることで新たな選択肢が見つかるかもしれません。思わぬ高額査定につながる可能性もあるため、まずはご連絡をお待ちしております。

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