[2025年]中古農機具が高騰!今が“売り時”の理由

[2025年]中古農機具が高騰!今が“売り時”の理由

         

2025年08月25日

あの“中古車バブル”が、今度は農機具市場に——。

数年前、世界的な半導体不足や新車供給の停滞を背景に、日本の中古自動車市場が異常な高騰を見せたのを覚えている方も多いでしょう。

「3年前に買った車が、購入時より高く売れた」

そんな“逆転現象”が現実に起きたあの時期。あの波が、今まさに中古農機具市場にも押し寄せているのです。

新品農機の価格高騰、納期遅延、そして日本製農機具の海外での需要増加。
これら複数の要因が重なり、倉庫に眠っていたはずの農機具が、いま思わぬ高値で取引されています。

倉庫や納屋に眠ったままになっている農機具、ありませんか?

「もう使っていないけど処分するのはもったいない」
「古すぎて売れないだろう」
「もしかしたらまた使うかもしれない」

そう思って倉庫の奥に仕舞い込んでいた農機具が、今、驚くほどの高値で売れる可能性があります。

中古市場が異常なほど活況を見せている今こそ、農機具を「売る」絶好のタイミングです。

価格が高騰する理由は?農業機械市場の“今”

2024年以降、農業機械の新品・中古価格は大きく変動しています。以下がその主な背景です。

  • 円安の進行(1ドル=150円前後)で、部品や素材の輸入コストが上昇
  • 原材料費・物流費の高騰で製造コストが増大
  • 半導体不足や需要増加に伴う原材料不足などの影響で納期が遅延、新品農機が品薄
  • 海外バイヤーによる中古農機具の爆買い(特にトラクター・コンバイン)

このような背景から、国内外で中古農機具の需要が急増し、価格が高騰しています。

実際にどれくらい値上がっているの?

以下は主要な農機具の過去5年間の価格推移の一例です(2020年→2024年)

機種新品価格推移中古価格の傾向
トラクター約10〜30%上昇(例:100馬力級で1,000万円台→1,300万円台)高年式・高馬力機は数百万円で取引。中古も相場上昇中。
コンバイン約15%上昇(例:4条刈で800万円台→1,000万円台)高年式機は平均280万→300万円へ上昇。需要集中で高値安定。
田植え機約6〜8%上昇(例:6条で250万→300万円)中古でも20〜100万円で取引。人気モデルは高値維持。
除雪機約10%〜20%上昇。(例:新品で70万台→85万円台)豪雪による品薄で中古価格も高止まり。在庫減少中。

このように、新品価格の高騰が中古価格にも波及し、市場全体が“売り手優位”の状況になっています。

価格変動の背景と要因

この5年間で農業機械の価格が上昇した背景には、以下のような複合的な要因があります。

円安の長期化

為替相場の変動、とりわけ円安傾向が価格高騰の大きな要因です。近年は1ドル=150円前後の歴史的な円安水準が続き、輸入部品や原材料の調達コストが大幅に上昇しております。クボタやヤンマーなど国内メーカーの農機は国内生産とはいえ、一部の部品や原材料の調達先を海外に依存しており、円安による仕入れコスト増が最終的な販売価格押上げにつながっています。

原材料価格の高騰

世界的なインフレや需給逼迫、ウクライナ情勢などにより鉄鋼や樹脂など原材料価格が上昇し、農機製造コストが増大しました。さらに物流費やエネルギー価格の高騰(コンテナ不足による海上運賃高騰、燃料価格上昇など)も重なり、メーカー各社は価格転嫁を余儀なくされています。事実、2023年から25年にかけて実施された農機メーカーの一斉値上げ(約5 %~10%/各年)でも、理由として原材料費・物流費の高騰が挙げられています。

供給不足・生産遅延

コロナ禍以降のサプライチェーンの混乱や半導体不足も新品農機価格に影響しました。電子制御部品の調達難から生産遅延が発生し、新車の供給台数が絞られたことが一部機種で品薄→価格高騰の要因となりました。また、2020~2021年の記録的豪雪(東北日本海側豪雪・北陸豪雪・山陰豪雪)で除雪機の需要が急増したように、予期せぬ需要増に供給が追いつかず市場在庫が不足する局面もありました。こうした供給制約がある中では、中古機も含めて価格が下がりにくくなります。

海外需要の増加(中古輸出)

日本製農業機械、とりわけ中古トラクターやコンバインはその品質から海外で人気が高く、近年は特に、東南アジアや欧米向けの中古輸出が増加しています。例えば中古トラクターの輸出台数は年々増加傾向にあり(中国やベトナムなどで人気)、国内の中古トラクターの流通台数が減少することで国内の中古トラクター価格を押し上げています。このように海外での日本製農業機械の需要が国内の中古相場を高騰させる要因にもなっています。

各機種の価格データと変動幅

以上のような背景から、2020~2024年にかけて農業機械(トラクター・コンバイン・田植機・除雪機)の新品・中古価格は全般的に上昇傾向となりました。以下に各機種の価格データと変動幅をまとめます。

機種新品価格の推移 (2020→2024)中古価格の推移 (2020→2024)
トラクター新車価格は約10~20%上昇(指数ベースで2020年比+12%)。メーカー各社が2023年に約5%、2024年に約10%の値上げを実施し、100馬力級で1300万円台に。※原材料高・円安で数十万円規模の値上がり中古需要増で相場上昇傾向。特に近年モデルは新品価格の約7割で売買。海外輸出ニーズで国内在庫減少し、高馬力中古は数百万円に達する例も。
コンバイン新車価格は約15%前後上昇(例:平均600万円→700万円)。4条刈クラスで2020年頃より数百万円台後半に上昇。※10年で200万円上昇(800万→1000万円)と導入コスト増中古価格はほぼ横ばい~緩やか上昇(例:平均280万→300万円程度)。新品高騰で中古人気増も、価格上昇は小幅(+7%程度)にとどまる。
田植え機新車価格は数%~1割弱上昇(指数106.5、+6.5%)。4~6条植え主力機で200~300万円前後→やや上振れ傾向。※例:クボタZP45L(4条)130万、ZP50L(5条)230万。高機能8条機は400万円超も。中古価格は安価で安定(小型は数万円~、乗用高機能でも20~70万円程度)。新品高で中古利用が増えるも、市場価格は概ね据置き。※良質中古は品薄の兆しで今後値上がり懸念も。
除雪機新車価格は大幅上昇(円安などで入手困難に)。小型ベーシック機で約50万円、中大型機では百数万円に及ぶ。※メーカーの価格改定により2020年比2割以上上昇した例あり。中古価格は上昇基調・在庫減少。豪雪需要や半導体不足で新品不足→中古需要増。良質中古も枯渇気味で、高年式中古は高値維持。小型中古は数万~十数万、業務用中古は数十万~100万超。
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農キングがオススメする、いま売るべき3つの理由

いま売るべき3つの理由

  1. 高値で売れる!
    • 数年前には買い手がつかなかったような農機具でも、今は驚くほどの値がつく可能性があります。
  2. 国内外から需要がある!
    • 特にトラクターやコンバインは、東南アジアや欧米などの海外での人気が高く、輸出業者が積極的に買い付けています。
  3. 中古農機の在庫が減少傾向!
    • 良質な中古農機は早期に買い取りが決まってしまうため、今後しばらくの間は「売るものが無い」状態となる可能性が高くなるとも言われています。

眠っている農機具は“負債”ではなく“資産”です

「古いから価値がない」と思っていた農機具が、
「いま売れば数十万、場合によっては100万円以上」になるケースも珍しくありません。

しかも、保管コストや固定資産税を考えると、使わない農機具は持っているだけで損になることもあります。
であれば、市場価値が高いうちに売却して、次の投資資金に回すことが賢明です。

まずは無料査定から。高額買取の可能性も!

いきなり売却に踏み切らなくても構いません。
まずは、農機具専門業者に「無料査定」を依頼してみてください。

  • 年式が古い機種でもOK
  • 稼働時間が多くても査定対象
  • 倉庫に保管したままの状態でも相談可能

実際に、10年以上前のトラクターに100万円以上の値がついた事例も出ています。

中古農機具買取に関するよくある質問

古い農機具や動かなくなった農機具でも買取ってもらえますか?(または下取りしてもらえますか?)

はい、農キングでは古い農機具や動かなくなった農機具でも、状態によっては買取または下取りが可能な場合がございます。部品取りや修理して再販できる場合があるため、まずは査定をご依頼ください。状態によっては買取価格がつかない場合もございますが、処分のご相談も承っております。栗原市では、長年使用された農機具も多く、そういった農機具の扱いについてもご心配なくご相談ください。

出張査定は無料ですか?

出張査定は無料で承っております。山間部など、場所によっては多少お時間をいただく場合もございますが、事前にご連絡させていただきます。お気軽にお問い合わせください。

買取価格はどのように決まりますか?

農機具の年式、状態、稼働時間、人気度などを総合的に判断し、査定額を決定いたします。また、地域特有の需要も考慮し、適正な価格をご提示いたします。

査定から買取までの流れはどのようになっていますか?

まずはお電話またはウェブサイトからお問い合わせください。査定にお伺いし、農機具の状態を確認後、査定額をご提示いたします。金額にご納得いただければ、その場で買取契約を締結し、現金またはお振込みにてお支払いいたします。農機具の引き取りも当社で行いますのでご安心ください。

【まとめ】農機具を高く売るなら“今”がチャンス

  • 市場全体が“高値売却”のタイミングに入っている
  • 新品価格の高騰と海外需要が中古価格を押し上げている
  • 眠らせておく農機具が“資産”に変わる可能性大!

売却を迷っている方こそ、まずは一度「査定」してみることをおすすめします
「売れるかどうか」より「いくらで売れるか」を知るだけでも、大きな価値があります。

ご相談は
「農機具買取専門農キング」へ

「農機具買取専門農キング」では豊富な知識とネットワークを活かし、買取可能な農機具の最大限の価値を引き出します。お悩みの方はお気軽にご相談ください。

「こんな古いのは売れないだろう」「壊れて動かないから」と諦めてしまうような農機具でも、農キングは積極的に査定します。

農機具資産の有効活用のためにも、一度査定を受けてみることで新たな選択肢が見つかるかもしれません。思わぬ高額査定につながる可能性もあるため、どんな状態の農機具でも諦めず、まずはお気軽にご相談ください。

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